7,689 円(税込)
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Domaine Peter Sichel（ドメーヌ ピーター・シシェル） フランス・ラングドック・ルーション 南フランスの生産者です。ラングドック・ルーシヨン地方の人里離れた隠れた谷にひっそりと佇む、本当に特別な場所、キュクニャン村にあります。歴史的に孤立した場所にあるため、ワインは生産されていましたが、住民たちは徐々にほかの便利な町に移住してきました。現在、この村に住んでいる人はわずか130人ほどだそうです。ブドウ畑はほとんど放棄されたままになっていたため、地元の動植物は自然に繁栄することができました。キュクニャンは生物多様性に満ちたユニークな地域となり、今日そこで生育する珍しい植物や花々がその輝きを放っています。 ピーター・シシェル はボルドーの名門ネゴシアンを経営していました。1960年代に友人との旅行中にこの渓谷を初めて発見しました。彼はこの場所にすっかり魅了され、そこに家を購入し、1988年にブドウ畑を植えました。ワイン造りのプロジェクトはゆっくりと成長しましたが、ピーターの孫、アレクサンダー＝シシェルの代になり転機を迎えます。ドメーヌ・ピーター・シシェルのプロジェクトは完全に方向転換しました。 2019年以来、アレクサンダーはワイナリーをオーガニックとビオディナミに転換し、2022年にオーガニック認証を取得しました。さらに、彼はブドウ畑とその周辺での多品種栽培の支援にも力を入れており、サステイナブルのプログラムの導入をオランダの大学の博士課程プログラムの助けも借りて行っています。アレクサンダーの祖父が植えた樹は樹齢30〜40年になっています。グルナッシュ、シラー、カリニャン、ルーサンヌの区画は、そのほとんどが渓谷の最高の斜面にあります。標高350 〜 500メートルから始まるこれらの斜面には表土がほとんどありません。根はほぼ真っすぐに岩盤に突き刺さります。ユニークなテロワールの渓谷の魅力を最大限に表現できるように自然に配慮して手をかけてブドウを栽培して細心の注意を払ってワイン造りを行っています。
「テロワール」という言葉がございますがワイン造りにおいて、ブドウの樹が存在する場所の「土壌」「気候」「風土」は大変重要です。そのためドメーヌ ピーター・シシェルにおける自然環境、サスティナビリティに焦点を当てたワイン造りへのアプローチを強調できることを嬉しく思います。 ピーター・シシェルの中でも特に白ワインが優れています。ルーサンヌ100％で造られているセンセーショナルな2021年はわずか2,200本しか瓶詰めされませんでした。 香りは華やかで美しく咲き誇ります。新鮮な黄桃とアプリコットの南国の香りが漂います。味わいは厚みがありよく熟していますが、とてもフレッシュで透明感があり素晴らしいテクスチャーを持っています。この地方独特の過度な重厚さがなく、実にエレガントな味わいです。（標高が高く風が吹き抜けるテロワールのため）舌の上には旨みのコアとミネラルの新鮮さな美味しさが刺激します。爽やかな長い余韻の中には、このワインのテロワールである「白い石」の思わせるミネラル感と日照量による「熱感」を残します。 グラスを傾ければ、南国の楽園へとたちまちトリップできるような、幸せの味わいだと思います。
